海に出られない日も|ゴミ拾い、釣果、ひまわり園で感じた自然

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台風の影響で

台風が過ぎ去った後、有明海には川から流れ込んだ草や木のゴミが大量に浮かんでいました。
海苔の仕事を進めたい気持ちはありましたが、この状態では作業どころではありません。操業を断念し、地域全体の清掃活動に参加しました。

普段はきれいな海ですが、台風の後はこうして自然からの置き土産が残ります。流れ着いた木や草に混じって、プラスチックや発泡スチロールなども散見され、改めて環境問題を身近に感じました。朝早くから汗を流しながらの作業は大変でしたが、地元の漁師仲間と一緒に片づけていくうちに、不思議と前向きな気持ちが湧いてきます。
「自分たちの海は自分たちで守っていく」という思いが、地域全体で共有されているのを実感しました。

親父さんの釣果

大潮の潮の影響で、海苔の作業ができない時は、親父さんは釣り仲間と一緒に有明海へ出かけました。
クーラーボックスには銀色に輝く太刀魚、そしてアラカブなども入っていてなかなかの釣果です。
親父さんは昔から釣り好きで、竿を握ると表情が生き生きとします

釣ってきた魚は親父さんが手際よく捌き、熊さんは調理を担当。太刀魚は煮つけ、さらに三枚おろしにして表面を炙り刺身にしまいた。新鮮な魚は味が濃く、身がプリッとしていて、食卓に並べると親父さんも満足そう。「やっぱり釣ったばかりの魚はうまいな」と嬉しそうに言う姿を見て、「確かに、美味しいね」とこちらも思わず笑顔になります。

ひまわり園の様子

地元のひまわり園にも足を運んでみました。開園は間近ですが、今年は花の咲き具合がまだまばら。

青々とした茎が一面に広がっている中、ちらほらと黄色い花が咲いています
例年の満開の光景を知っているだけに「ちょっと寂しいな」と感じましたがそれでも咲いている花は力強く、見ていると自然と元気がもらえます。

自然相手のことは、どうしても思い通りには行きません。ひまわりも、海苔も、そして私たちの暮らしも、その時々の天候や環境に大きく左右されます。でもだからこそ毎年違う表情を見せてくれるのだと思います。

結び

台風で海に出られず、作業ができない日もありましたが、地元の仲間と汗をかいたゴミ拾い、親父さんが釣ってきた魚で囲んだ夕食、そしてひまわり園でみたほんの少しの花。そのどれもが、自然と共に暮らす日常を実感させてくれました。

自然は思い通りにならない事ばかりですが、そこに寄り添いながら暮らしていくこともまた楽しみの一つ。そんな気持ちを大切に、また明日から海に向かいたいと思います。

最後に、このブログも15記事目を迎えることができました。ここまで読んでくださった皆さんに感謝いたします。これからも、日々の出来事や海の仕事を綴っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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